2011年2月に創刊された草思社文庫、そのカバーフォーマットを担当しました。カバー表1のデザインはもちろん顔であり要でありますが、文庫の場合は書店で棚差しとなり長く売られて行く。そこで本件を依頼された際に改めて書店にて各社文庫の背をリサーチ、数多ある文庫との差別化を考えて行き着いたのが草思社ロゴのウサギ、このレガシーを活かすコンセプトでウサギロゴをシルエット化し背に配置しましした。背に何らかのマークがある文庫デザインは他にもあるかも知れませんが、背の中央近くにマークがあるものは余り無いと思います。書店での草思社文庫の棚はウサギマークが並んでいて、遠目にも認識し易いと思っています。